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『アヒルと鴨のコインロッカー』
2008/08/24(Sun)
今日は『アヒルと鴨のコインロッカー』を見ました。
アヒルと鴨のコインロッカー
先日観た、『ジャージの二人』の中村義洋監督の作品です。
原作は伊坂幸太郎さん。第25回吉川英治文学新人賞受賞作2008年の本屋大賞
これは是非、原作を読んでから観てほしいです。




「一緒に本屋を襲わないか」


大学入学のため仙台に引っ越してきた椎名(濱田岳)は、奇妙な隣人の河崎(瑛太)に出会う。初対面だというのに河崎は、同じアパートに住む孤独なブータン人留学生に広辞苑を贈るため、本屋を襲おうと奇妙な計画を持ちかける。そんな話に乗る気などなかった椎名だが、翌日、モデルガンを片手に書店の裏口に立っていた……。



『ジャージの二人』が、あまりにもキャストがぴったりだったので、中村義洋監督作品をもっと見てみた
い!と思い、原作を読んでからすぐ、DVDを借りてきました。
本屋さんがみんなに読んでほしいと思うのも納得の原作。
ちょっと時間軸が変わるので、そういうところはどうするのだろう・・・って思っていましたが、なるほど、
そうきましたかぁ、って感じでした。

椎名役の濱田岳君が非常にいい味出しています。
演技がうまいかどうかは、私が彼を見るときにはいつもこういうキャラクターなので、よくわからないん
ですが、椎名は彼で正解!と思いました。
メインは瑛太君と関めぐみちゃんの2人の物語なので、実際にこの椎名自体は、偶然居合わせてしま
ったという原作の言葉を借りると「彼らの物語に飛び入り参加」したに過ぎない設定なのですが、彼の
醸し出すあどけない雰囲気のおかげで、物語にいい意味の『オチ』を作ってくれてます。

瑛太君にも注目です。
実は前はそんなに好きなタイプじゃなかったんですが、最近『ラストフレンズ』や『篤姫』などで観る
演技が、なんというかぁ・・・私がこんなことを言うのはおかしいけれども、正直「こんなにできる子だと
は思っていなかった」という感じなんですよね。
そう思ってくると、結構いいところが目に留まり、笑ったときに出るほうれい線(?っていうのかな?)が
いいなぁとか、さびしそうな目線がいいなぁとか、見えてくるもんですねー。
この作品でも、一番難しい役回り(詳しく言うと、ネタバレしちゃうのでいえませんが・・・)だったんです
が、素敵な「河崎」を演じてました。

残念だったのは、原作で琴美が「恋愛とか女の人とかよりも好きなものってないの?」といったとき河
崎が言った「ドルジと琴美」といった一言が、私は結構好きだったんだけど、映画ではなかったんです
よね。そこだけはちょっと残念かなぁ。

原作もDVDも良いので、どちらも是非ご覧ください。
次の中村監督作品は『チームバチスタの栄光』だなぁー。



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『ジャージの二人』
2008/08/20(Wed)
今日は、シアターキノで公開中の『ジャージの二人』を見に行きました。
ジャージの二人
原作は『サイドカーに犬』の長嶋有さん、監督は『チームバチスタの栄光』の中村義洋監督です。
最近、映画を頻繁に見るようになって、監督や原作者のことも知るようになったのですが、出演俳優だ
けでなく、「この監督の作品だから、見てみようかな・・・」って感じで、映画を見てみるのもいいものだ
なぁーなんて思いはじめています。

でも・・・一専業主婦に過ぎない私は、一体どこに向かおうとしてるんだ?とも思いますが。。。
旦那、ごめんね。。。

さてさて、主演は堺雅人さんです。写真右側の「ルビー色の」ジャージを着ています。
隣の「エメラルド色の」ジャージは父親役の鮎川誠さん(シーナアンドロケッツ)。
すごくゆるーーーい雰囲気の映画でした。
「何かをする」というよりも「何もしなかった」ことの中に、いろいろな想いが感じられて、とても興味深い
作品だったと思います。そういう意味では、先日観た『百万円と苦虫女』の「人は一所にずっといること
を望むもの、それを望まないということを選ぶこと」という私が感じたイメージと、なんとなく似ている気
がします。

あらすじは、主人公の「僕」が、祖母の住んでいた北軽井沢の別荘で父とひと夏(ふた夏?)を過ごし
ます。そのときに、祖母が昔から集めていた古着のジャージを父と着ます。それが↑の写真。
2人とも似合いすぎです。

で、この息子の妻(水野美紀)は会社の同僚と不倫中で、その男の子供がほしいと言う。
息子は仕事をやめ、一応小説を書いている。。。で、父と一緒に別荘で夏をすごします。
父も、3度目の結婚が黄色信号ということ。

そんな2人の心の葛藤が、多くを語っていないのに、ひしひしと伝わってくる演出でした。
本当は妻に不倫相手を会うのを止めてほしいのに、止めてと言えない、メールがしたいのに、メール
ができない、本当は大好きなのに、大好きと言えない。

本当に大切なことは、その相手のことを思えば思うほど、言葉にできなくなるんですよね。
リアルな感情が映像ににじみ出ていました。

それに反して、北軽井沢のキャベツ畑や木のトンネルの美しいこと。。。
一度行って見たいなー。

「僕」役に堺雅人さん、「父」役に鮎川誠さんを起用したというのは、原作を読んでいただければわかり
ますが、かなりのグッドチョイス。堺雅人さんって、TVで見ると結構格好つけた役が多いんですが、篤
姫の徳川家定役のように奇異な役もできるオールラウンダーな俳優さんですので、どっからどう見ても
格好良くない「僕」役も難なくこなしてました。彼以外に、この役ができる人は誰がいるだろう?
本当はいい男なのに、かっこ良くない役で、こんなにも哀愁を漂わせれる俳優さんって、やっぱり彼以
外に考え付かないかもなー。
でも、鮎川さんに至っては、「長嶋さん(原作者)は鮎川さんをイメージして書いたのでは?」ぐらい思
いました。
妻役の水野美紀さんも、愛人とのプリクラを僕に取られて「大切なものだから返して」って泣きながら
言うところなんか、「僕」の気持ちを考えれば、本当は罵倒してやりたい気持ちがいっぱいだけれど
も、彼女が演じると、私が「僕」でも、多分何も言い返せないんだろうな。。。そんな雰囲気がありまし
た。

で、近所に住んでいる「遠藤さん」役の大楠道代さんは、父が「魔女なんじゃないかな・・・」っていう
のもうなずけるミステリアスな存在感で、だからといって、近づきたくないな・・・というのではなく、むし
ろ会ってみたいなぁと思いました。

もし、興味があるのでしたら、原作を読んでから、この映画をご覧ください。
決して原作より劣ると言うことはありませんので。

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予告編です↓


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ドラマ『四つの嘘』
2008/08/10(Sun)
今日は、ドラマ『四つの嘘』について書きます。
四つの嘘

あまり視聴率が良くないのがすごく残念ですが、絶対今クールのドラマで一押しで面白いドラマです。

脚本家・大石静さんの小説をドラマ化したものです。

友人の事故死をきっかけに再会した女性たちの確執を描く。主婦・美波(みわ・羽田美智子)が元恋人・河野(仲村トオル)とカナダで密会中、水難事故死した。河野の死を知った元妻で美波の同級生・詩文(しふみ・永作博美)は、関係ないと切り捨てるが、同じく同級生の・満希子(まきこ・寺島しのぶ)は河野と美波の不倫関係を疑う。。。

というのが第一話のお話です。女って、怖いですねー。でも、わかるんだなー、これが。

永作博美さん、いくつになってもかわいいです。
とても童顔で、実際は3つばかし若いですが、ドラマでは41歳の設定です。
どっちにしても、全然見えません。
いつまで経っても永遠のribbonのままでいてくれてます。(乙女塾、覚えてますか?)

だけど、彼女って絶対、『悪女』っぽい役をやりますよねー。
この作品でも、高校時代から『魔性』って言われてます。(ちなみに彼女の娘も魔性と言われている)
でもなんでだろう?童顔と魔性ってイコールなのかなぁ?
ただ、彼女が『魔性の女』を演じると、何をやっても許したくなるからですかね?
なんていうか、いやみがあまりないというか、「いかにも!」っていうのとは違いますよね。

だけども、永作さんの出る作品は面白いから、ついつい見ちゃいます。

で、実は一番の見所は、寺島しのぶ演じる、高校生のときは華やかな優等生だったが、今は平凡な
主婦になってしまった「満希子」。
親友の美波(羽田美智子)が不倫密会中に事故でなくなったのを、表面では「信じられない!」とか
言いながら、実はものすごくそういう自由な恋愛に憧れていて、息子の家庭教師の誘惑に乗ってしま
うという役どころなんですが、彼が汗を拭いたハンカチのにおいを嗅ぐ恍惚した表情とか、どう見てもち
ょっと変態なんだけれども、なんか面白くって、とても注目です。

もし、ミスキャストがいるとすれば、ネリ役の高島礼子さんかなぁ。。。
いや、演技力もあるし、かっこいい医師っていうのは彼女にとても合っているのですが、「恋愛経験
がとてつもなく少ない」女性を演じるには、色っぽ過ぎるなぁと。
でも、「自分の意思がある一本筋の通った女」というところでは、彼女なんだよなー。

あっ、勝地涼君が永作博美演じる詩文(しふみ)の(元?)恋人で、ボクサー役で出てます。
男の顔の中に時折見せる少年の顔が、母性本能をくすぐられます。

それと、なかなかこういう言葉って出てこないぞーっていう、女の胸のうちを、ズバッと言ってくれる、
大石さんの脚本にも注目です!

皆様、是非是非ご覧ください☆

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笑う大天使(ミカエル)
2008/08/08(Fri)
昨日の『闇の子供たち』とは打って変わって、明るい作品へ。

先日BSでやっていた『笑う大天使(ミカエル)』を紹介したいと思います。
笑う大天使(ミカエル)


この作品は、川原泉の同名漫画の実写版です。
主演は上野樹里ちゃん。
突然母を亡くし、生き別れになっていたちょー大金持ちの兄と一緒に住むことになり、聖ミカエル学園
という、ちょーお嬢様学校に通うことになってしまった主人公・司城史緒(しじょうふみお)は慣れないお嬢様生活に辟易していた。気持ちとは裏腹に、スポーツ万能、成績優秀の彼女は、次第にお嬢様たちの憧れの的に。
そんなある日、自分と同じようにみんなに憧れの対象となっているが、実は史緒と同じく猫かぶりして
いた更科柚子、斎木和音と出会うのだけれども、そのとき起こしてしまったチキンラーメンを作るため
につけた火のボヤのせいで、3人にインクレティブルな力が宿ってしまう。

一方、世界中では「お嬢様ばかり狙う誘拐事件が多発し、その誘拐犯の魔の手が、ついに聖ミカエル
学園のお嬢様たちにも及ぶことになる。

誘拐されたお嬢様たちを救うべく、史緒たち3人はその力を使って、悪に立ち向かっていくのであっ
た・・・

上野樹里ちゃん、かっこいいです。
なんていうか・・・いつか機会があったら、是非是非、彼女に『女流剣士』の役をやらせてほしい!
アクションが向いている気がします。絶対かっこいいと思う。

和音役の関めぐみちゃんは、最初出てきたとき、本当にきれいでびっくりしました。
黒の制服が彼女の端正な顔立ちと、色の白さを引き立ててて、本当に素敵でした。

柚子役の平愛理ちゃんは、小さくて愛らしくて、それだけでかわいかったです。
めがね姿もお下げもよく似合う。

そのほかに出てくるお嬢様がたも、かわいい子ばかり。

非現実的なドラマではありますが、楽しい映画でした。
かわいい女の子が見たいというだけでも、おすすめです。



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『闇の子供たち』
2008/08/07(Thu)
今日も映画を見てきました。
江口洋介主演『闇の子供たち』です。監督は『亡国のイージス』の阪本順二監督。

闇の子供たち

タイで日常的に横行している「幼児買春・臓器売買」を描いた作品です。
幼児買春については、以前石田衣良の『LAST』という作品でも取り上げていて、短編だったのです
が、見た後にすごく気分が悪くなったのを覚えています。

これは映画で作り物と思っていても、この作品に出演したタイの子役たちは、どんな思いで撮影に望んだんだろうか・・・この演技の意味がわかっているんだろうか・・・とそんなことを思いました。

エイズになると、普通に袋に入れられ、普通にゴミとして捨てられるんです。。。
ゴミとして捨てられた子が、自力で自分の生まれた家にたどり着いたのに、最後死んでしまった映像
が流れたとき、劇場の人たちみんなが、息を呑んだのであろうという感じで、ザワっとしたのを覚えて
います。

多分、実際にはもっとひどい現状なのだろうなぁ。。。と。

臓器売買については、健康体の子供に、生きたまま麻酔をかけ、そのまま臓器を取り出すというので
す。違法どころの話ではなく、殺人です。
日本では、15歳未満の子供の臓器移植は認められていません。なので、アメリカに行くといっても、
臓器の提供は順番待ち。お金もかかる。ちなみに、よく小さい子供の移植のためアメリカに行くのに
「1億必要なんです」という、その1億というのは、ほとんどが「順番を早くしてもらうための仲介料」に
使われるそうです。。。現実には、アメリカ国内で臓器移植を待っている人がたくさんいるらしいので、
「日本人が横取りした!」と思われているらしい。。。臓器を手に入れるのは、どこも大変ですから。
助けたい一身で、たくさんの人が募金をしたのに、どこかでそれを疎ましく思っている人が少なからず
いる・・・複雑です。

だから、すぐに臓器が手に入るタイで移植をする。お金もアメリカの半分で済む。
本当は、その臓器がどのように手に入ったかを知っているのに・・・

この部分については、本当につらかったです。
もし、自分の子供が臓器移植を受けなければならない立場だったら、同じことをしてしまうんではない
か、悪いことだってわかってる、すでに親心なんて美しいものじゃない、エゴだってわかってる。けれど
も・・・

きれいごとなど言ってられないのではないか・・・と。複雑です。

臓器提供をする子は、きれいに体を洗い、今まで着た事もないようなかわいい服を着せてもらい、「き
れいだよ」と言われてうれしそうに笑うんです。
これから、自分にはどんな運命が待ち受けているか知らずに・・・

そして、最後に、江口洋介演じる南部の秘密が明かされるシーンがあるのですが、その演出の仕方
に、少しゾクっときました。

地図で測れば日本からわずか2cmの国、タイで起きている出来事なのに、本当に自分はなんて無力
なんだ・・・と思ってしまいました。

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『ぐるりのこと』
2008/08/02(Sat)
今週は『ぐるりのこと』を観て来ました。

ぐるりのこと

主演は木村多江さん、リリーフランキーさんです。
とにかく、最初から普通の夫婦の映画でした。
これは決して悪い意味ではありません。

この二人が、何の違和感もなく、普通に夫婦を演じています。
まるで、映画のカメラが回っていないかのように。
木村多江は、見たまま、夫婦の夜の営みさえもカレンダーにきっちり予定をつける「なんでもきっちり
決める」妻を演じ、リリーフランキーは、女好きでだらしのない、いい加減な夫を、まるでカナオ本人か
のように、そのまま演じていました。

物語は、木村多江演じる妻翔子が、流産をしてしまったことから、いろんなことに敏感になり、精神を病んでいくことをきっかけに動きだします。
そんな妻を誰よりも愛し、不器用ながらも支える夫カナオ。
カナオ自身も、「法廷画家」に職を変え、さまざまな子供にまつわる事件を目の当たりにします。

引越しの日、たまたま破れた紙袋の中に、生まれてくるはずだった赤ちゃんの絵をカナオが書いていたことがわかり、子供ができて喜んでいたのも、失って悲しんでいたのも、翔子だけではなく、何も言わなかったカナオも一緒だったことがわかり、余計に悩み、苦しむ翔子。
ついには、また妊娠した翔子は、カナオにも内緒で、一人で中絶手術を受け、もっと心が病んでしまい
ます。

取り乱した翔子が「どうしてわたしと一緒にいるの?」との問いかけに、「好きだから、一緒にいたいと
思っている」と言ってくれるカナオ。

そのおかげで、翔子も元気を取り戻してきて、依頼された天井画の仕事をするようになります。

この、普通の夫婦で起こり得る出来事が、本当に自然に描かれていて、自分もまだ子供もいないとい
う状況であったためか、自分のことのように見入ってしまいました。

それと、カナオが法廷画家をやっているということもあって、93年からの10年間における、さまざまな
大事件の法廷の話も(例えば、幼女誘拐殺人事件や地下鉄サリンなど)忠実に再現されていて、時
代もバブルから崩壊後のことも、不動産屋を営む翔子の兄(寺島進)夫婦の格好や行動を見るだけで
一発でわかってしまうところなんかは、なんだか「すごいな・・・」と見終わった後で感心してしまいまし
た。

何はともあれ、とても夫婦愛にあふれた映画で、素敵でした。

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