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クライマーズ・ハイ
2008/07/10(Thu)
今日は『クライマーズ・ハイ』を観てきました。
クライマーズ・ハイ


原作は「半落ち」の横山秀夫さんです。
その横山さんが、群馬で新聞記者をやっていたときにの自らの体験を下に、何年もかけて作り上げた
同名小説を映画化したものです。

クライマーズ・ハイとは、登山時に興奮状態が極限状態に達し、恐怖感が麻痺してしまうことで、それ
は、記者の生き様そのものなんだと感じました。

1985年8月12日の日航機墜落事故。
乗員乗客524名。
うち生存者4名、
死亡者数520名。

この事故、覚えてはいますが、まだ7つと幼かったため、その事故の重大さなどについてはあまり考
えたことがありませんでした。当時は、そのとき失われた命の重さについて、考えることのできるよう
な歳ではなかったけれども、今、またその事故について知ることができてよかったです。

小さな女の子を抱えていた自衛隊員の話、犠牲者の最期の手紙は、思わず涙がこぼれました。


この映画は、実際に事故にあった人たちのことや、その遺族の話ではなく、それを取材した記者たち
の目線からのお話です。

記者たちというのは、ただ取材するということだけではなく、その事故の犠牲者の痛みを共有してしま
うという、とても危険な仕事であり、それとは別の自分自身のあるべき位置との板ばさみによる苦悩、
真実を追うことへの難しさ、今、目の前にある事実をどう見極め、どう乗り越えるか・・・そのときの精神
状況は、まるで山にかける男の『クライマーズ・ハイ』の状態と同じであるんだな、と思いました。
そして、その緊張が解けたとき、人は恐怖心で動けなくなる。

率直に言うと、すごいうらやましいなと思いました。
ここまで、打ち込める仕事があること、土下座をしてまでやりたい仕事があること、自らが汚いことをし
てでもやりたい仕事があることが。
見たあとに、いろいろ考えさせられる映画でした。


不器用にも仕事に生きる人間の生き様がかっこいいです。

※原作を見る前に、映画を見てしまった人で『おおくぼれんせき』という言葉がよく出てきたんですが、
わからなかった人が結構いると思うのです。ネタバレというのとはちょっと違うのですが、映画を見るな
ら、これは知っておいた方がいいので、書いてみました。「おおくぼ」とは、大久保事件っていう8人の
女性が暴行殺害された上に山中に埋められたという事件のことで、「れんせき」とは、連合赤軍のこと
で、群馬で立て続けに起こったこの事件のことを、記者の間では「二度と起こらない事件」ということで
『大久保連赤』と呼ぶそうです。


クライマーズ・ハイ (文春文庫)クライマーズ・ハイ (文春文庫)
(2006/06)
横山 秀夫

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